当店では、馬刺しを冷凍ブロックの状態で販売しています。

平成１０年９月１日、厚生労働省において「生食用食肉の衛生基準」が策定され、９月１１日に各都道府県等に通知されました。それに基づき新たな生食用馬肉のガイドラインが制定され、生食用馬刺しを始め国内の一切の生食用馬肉において『冷凍処理』を施す事が義務付けられました。

「生食用食肉等の安全性確保について（平成10年9月11日生衛発第1358号）」

当店では、厚生労働省の定めたガイドラインを遵守した「－20℃（中心温度）・48時間以上の冷凍処理」を行っている馬肉のみを販売しています。

過去に起こった食中毒事件から、牛肉・豚肉・鶏肉の生食がほぼ禁止になってしまったことは皆様ご存じでしょう。食中毒の原因は細菌と寄生虫。どの動物もほぼ細菌を保有していますが、十分な加熱で死滅しますので調理して食べる分には問題ありません。

馬が感染する寄生虫の「ザルコシスティス・フェアリー」は、－20℃で48時間以上冷凍処理することで死滅しますので、加熱殺菌処理が不要となり生食ができるのです。

「冷凍肉」といえば昔は「美味しくない」印象がありました。ですが冷凍技術と物流が発達した現在では、「冷凍肉」は「新鮮で美味しい」ものへと変化を遂げました。

低温長時間冷凍で鮮度をキープし、食べる直前に解凍してスライスすることで、冷凍直前の鮮度がよみがえり、最高の馬刺しを味わっていただだけるのです。