大阪馬肉の陣!
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大阪の馬刺しファンのみなさま、こんにちは。
どうも!大阪馬肉屋の上田です。
今朝(2014年11月5日)の「おはよう朝日です」(ABC|朝日放送)のトレンドエクスプレスというコーナーで、馬肉特集が放映されていましたね~。大阪馬肉屋の一店舗目、和泉店をオープンしてから1年、大阪天満宮店のオープンから半年が経ちましたが、大阪の馬肉需要が上がってきている感をビンビンに感じます。嬉しい限りです♪
ほんと、数年前まで大阪に馬肉専門店なんてあまり聞きませんでしたよね。
牛の生レバーもユッケも焼肉屋で自由に食べられた頃に、わざわざ高い馬刺しを食べる必要もなかったのかも知れません。
振り返ってみれば、2013年の春ごろ「美味しい馬肉がある」また、「大阪では馬肉を買えるお店がひとつも無い」」と友人から聞き、無いならば作ってみようと、かなり気軽に計画が始まったものの、旨いもんいっぱいの食の街大阪で、本当に馬刺しの需要があるのか?全く先の見えない手探りでスタートを切った訳です。
ところが、一店舗目をオープンしてみてびっくり!ご近所はもちろんですが、堺や八尾、羽曳野、大阪市内からわざわざ車でお越しくださるお客様の多いこと。大阪の人も馬刺しが好きな人が多いんやなぁ~と確信しました。
馬肉初体験が「スーパーの馬刺し」というのが悪かったのです・・・。
私は以前、家族で熊本旅行に行った際、当時スーパーでもパック詰めされた馬刺しが販売されており、それを買って食べたのですが、残念ながら「美味しい!」とはならず、「馬肉=臭みのある肉」と大きな勘違いを随分長いことしていました。
馬刺し販売店を始めるにあたって色々と勉強しましたが、馬肉は捌いてからの時間が短いほど新鮮で美味しいのです。
馬肉は空気に触れることでお肉の赤身が濃くなっていくので、長い時間が経つと赤から黒っぽく変色していきます。カットされてパック詰めされた生の馬肉はそれはそれはドンドン鮮度が落ちていきますから、残念なお味になっても仕方ありません。
馬肉を食べる、買うのはぜひ専門店で!
大阪の居酒屋などでもたまに馬刺しや桜ユッケなどをみかけることがあります。「おっ!馬刺しあるやん!」と思って、他のメニューよりも少し高めを奮発して食べてみても残念な思いをしたことがある方も多いのではないでしょうか。そりゃそうです、馬肉は新鮮なのが一番美味しいのに、専門店でないお店で、馬刺しが少し高めの価格で目玉メニューでもない限り、そんなに注文が入ることもありません。せっかく仕入れた馬肉は廃棄しないといけませんし、他のお肉と違って大量に仕入れられませんから、そもそも高価な馬肉の仕入れ原価もかなり高めです。そうなると負の連鎖。希少部位なんてもってのほか、できるだけ安い部位になってしまい、期待通りの味には程遠いものになってしまうのです。
ですから、馬肉をお買求め(当店は販売専門店ですので)になるのは、高価な部位や希少部位も含めて多くの部位を取り揃えた、回転の早い(常に新しいお肉がある)お店をチョイスされるのが賢い選択です。
ちなみに、当店は3店舗で扱っている商品数は30種ございます。
→ 自慢の馬肉メニュー
大阪馬肉屋の目指すところ
実は冒頭で紹介しました、おは朝で最初に紹介されていた「馬肉ダイニング ポニーテイル」はお友達のお店で、当店も同じ馬肉を扱っています。馬肉料理専門店ならではのアレンジメニューやこだわりの料理も多くあり、外で馬肉を召し上がるなら大満足間違いなしでしょうが、大阪馬肉屋の目指すところは大阪の多くのご家庭に「お家で馬刺し」を浸透させること。
おは朝のメインMC、熊本出身の浦川さんもおっしゃっておられましたが、熊本でも馬肉料理や馬刺しって少し高級品で、親戚が集まる時やおめでたい時などに食べるとのこと。
同じ程度かどうか分かりませんが、桶に盛られたお寿司や、マグロのトロをご家庭で召し上がるのも、そう毎日ではないですよね。時々、「今日はちょっと高いお刺身食べたいな~」とか、「今日はお父さんお給料日やから馬刺しにしよう♪」みたいな感じで、大阪のご家庭に馬刺しという彩りの選択肢が増えると嬉しいなと思っています。