なぜ 熊 本 と 青 森 の馬肉なのか
馬刺しといえば。。。【 熊 本 】と答える方がほとんどではないでしょうか。 当店では【 熊 本 】に加え、【 青 森 】の馬肉も販売しております。 なぜ大阪馬肉屋では2箇所からお肉を仕入れているのでしょうか。また【 熊 本 】と【 青 森 】の馬肉の違いは何なのでしょうか。今回の馬ログは各産地の馬肉の魅力と当店のこだわりについてのお話です。
みなさん、こんにちは。大阪馬肉屋の喜多です。
目次
なぜ【 熊 本 】と【 青 森 】なのか
大阪馬肉屋は【 熊 本 】と【 青 森 】の馬肉を販売しております。馬肉といえば【 熊 本 】というイメージがあると思います。 実際に馬肉の生産量も全国1位で生産量2位の福島県以下を大きく引き離す生産量です。ではなぜ 青 森 の馬肉も販売しているのかというと、以下2点の理由があります。
- ①お客さまに安定して馬肉を供給するため
- ②バラエティ豊かな商品を提供するため
①お客さまに安定して馬肉を供給するため
片方のみの取り扱いですと、安定した供給ができなくなる恐れがあります、2016年の熊本地震の際は一時的に熊本からの入荷がストップしました。ですので安定的に馬肉をお客さまに供給するために【 熊 本 と 青 森 】の馬肉を販売しております。
②バラエティ豊かな商品を提供するため
当店では常時20数種類の馬肉を取り揃えております。2つの異なる産地の馬肉を扱うことにより常時バラエティ豊かな馬肉を揃えることができるのです。
【 熊 本 】の馬肉の魅力
熊本の馬肉の魅力は【 馬刺しのバラエティが豊か 】なことです。当店の馬刺しのメニューの16種類の内、12種類は熊本の馬肉です。熊本は衛生管理に非常に力を入れておりますので【 タン 】【 ハツ 】【 ハラミ 】【 心根 】といった内蔵系の馬肉も馬刺しとして取扱ができます。このバラエティの豊かさが熊本の馬刺しの魅力と言えます。
[ 参考画像:馬刺しの盛り合わせ ]
ただし【 タン 】や【 ハラミ 】といった希少部位の馬刺しは売切れのときも多いですので、希少部位をお目当てに来店される方は来店前に在庫の確認を!
【 青 森 】の馬肉の魅力
青森の馬肉の魅力は【 国産 】ということ。「 え?熊本の馬肉も国産(熊本県産)でしょ? 」と思った方が多いのでは? 実は今日本国内で流通している馬肉の多くは"カナダ生まれ"なんです。 日本で生まれているわけではないのです。カナダで生まれた、生後15ヶ月~18ヶ月齢の馬を空輸で日本に輸入し、各地で肥育しています。
現在、日本には「育った期間が最も長い場所が産地」という決まりがあります。 青森の馬肉は必ず18ヶ月以上かけて肥育しますので、青森県産の馬肉は国産馬肉となるのです。←ココがPoint
一方、熊本の馬肉はカナダでの肥育期間の方が長いことが多く当店で取り扱う熊本の馬肉は【 カナダ産熊本肥育 】になるのです。
当店では赤身の馬刺しに関しては【 青森県産(国産)の特選赤身 】をオススメしております。もちろん熊本の赤身も美味しいですが、お肉の旨味と味の濃さが特徴の赤身ですので是非一度ご賞味あれ。
[ 参考画像:馬刺し 特選赤身100g (国産・青森県産) ]
まとめ
■大阪馬肉屋では【 熊 本 】と【 青 森 】の馬肉を販売している。理由は①お客さまに安定して馬肉を供給するため②バラエティ豊かな馬肉商品を提供するため。
■実は今日本国内で流通している馬肉の多くは"生まれはカナダ"
■赤身の馬刺しに関しては【 青森県産(国産)の特選赤身 】がオススメ
馬刺しは熊本が有名ですが、是非一度 青森県産の馬肉を食べてみてください。もちろん熊本の馬刺しもとっても美味しいですよ。
2つの産地の魅力を知った上で食べる馬刺しは、また味わいが違うと思います。